スペースノットブランク|共有するビヘイビア
1月12日(金)下北ウェーブ2018選出団体のスペースノットブランクさんが参加されていた、「ダンスがみたい!新人シリーズ16」を観てきました!
スペースノットブランクさんは、「小野彩加 中澤陽」として「共有するビヘイビア」という作品を発表されていました。下北ウェーブの作品にも出演される、古賀友樹さんも出演されていました。
この作品はダンスの作品ですが、私はすごく演劇的なものを感じました。というより、演劇とダンスの境目を曖昧にする作品だと思いました。
「共有するビヘイビア」は、ダンスの制作過程を観客に共有する作品だそうです。ホームページより、作品に対するコメントを引用します。
作品について
本作品では、私たちが日常的に行なっているダンスの制作手法を観客に共有し、その場で生み出されるダンスを世界へと共有します。行動として振付を分解し、そこから生まれるダンスを観客と共有することで、それぞれの観客が私たちの制作を追体験しながらそこに実在するダンスという空間の一部を担うことになります。ダンスが振付られる過程、すべての地点に於いてダンスがダンスであり続け、ダンスが舞台と観客席を通過した後もダンスとして共有され続けていくものとして、どのような変遷を辿るのかを探ります。
3人の出演者は、稽古で考えていることや稽古場の風景などを話しながら踊っていました。話すというより言葉を発すると言ったほうが正確かもしれません。話すという行為さえも、振り付けの一部になっているように感じました。
この作品を観た帰り道、演劇とかダンスといかいった境界線に意味はないのかもと考えました。スペースノットブランクさんは、そういった境界線を気にせず、”表現”を追求する団体だと思います。下北ウェーブでの作品もとても楽しみです。
谷川
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